夫が浮気?実は帰りたくない症候群だった件!

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夫が浮気?でも家に帰りたくないだけだった- 名古屋市西区の調査事例

「また遅くなるの?」 依頼者は携帯越しに夫の声を聞きながら、胸に去来する不安を押し殺していた。最近、夫の帰りが遅くなることが増えていた。残業と言うけれど、休日も「仕事の付き合い」と言って出かけることが多くなっていた。夫のスマートフォンには新しいパスワードがかけられ、机の引き出しには見覚えのないレシートが……。全てが浮気を指し示しているように思えた。
依頼者
50代後半 女性
対象者
50代後半 男性(依頼者の夫)
婚姻歴
20年 子ども1人

お問合せの経緯

私どもにご相談いただいたのは、夫の行動に違和感を覚えた50代後半の女性でした。当初は電話でのカウンセリングからスタートしました。 相談者は、ここ数ヶ月の夫の様子に不安を感じていました。以前は必ず連絡をしてから帰宅していた夫が、突然の残業や仕事の付き合いを理由に、連絡なしで遅くなることが増えていったそうです。さらに気がかりだったのは、夫のスーツから感じた見覚えのない香水の香り。普段から家事全般を担当している相談者は、洗濯物を整理している際にその香りに気づきました。 不安が大きくなる中、夫のスマートフォンに新しいパスワードが設定され、机の引き出しからは見覚えのないレシートも見つかりました。これらの出来事が重なり、相談者は夫の浮気を疑うようになっていきました。

ヒアリングによるご契約内容

依頼目的

夫と浮気しているのかしていないのか白黒つけたい

必要証拠

・夫が浮気相手と男女関係にあるという証拠(ホテルの出入り等)
・不貞行為を推測できるような、宿泊などの強力な証拠(複数回)

調査期間

7日間

調査費用

60万円

調査方法

職場からの尾行及び土日の尾行

依頼者の不安と懸念

依頼者の主な不安と懸念は、夫婦関係の将来についての深い心配から生まれていました。

夫の帰宅時間が遅くなり始めてから、依頼者は毎日のように胸を締め付けられるような不安を感じていました。夫からの「残業」や「仕事の付き合い」という言葉を聞くたびに、その言葉の真偽を疑わずにはいられない状況でした。夫の様子がおかしいと感じ始めてからは、食事も喉を通らず、夜も十分な睡眠が取れない日々が続いていました。

特に強い不安を感じていたのは、二人の関係が少しずつ崩れていくように感じられることでした。以前は休日に一緒に買い物に行ったり、晩ご飯を食べたりする時間が当たり前のようにありましたが、それらの何気ない日常が失われつつあることに強い寂しさを感じていました。

また、もし本当に浮気が事実だった場合、これまでの結婚生活は何だったのかという疑問や、自分に何か落ち度があったのではないかという自責の念も抱えていました。周囲の友人や家族にも相談できず、一人で問題を抱え込んでいる状況に精神的な限界も感じていました。

調査の目的と方針(名古屋市市内の特性)

本調査の主な目的は、依頼者の精神的な負担を軽減しつつ、夫婦関係の実態を正確に把握することでした。 調査にあたっての基本方針として、まず依頼者の心身の健康を最優先事項として位置づけました。過度な疑念や不安による精神的なストレスが深刻化している状況を考慮し、段階的なアプローチを採用することにしました。 第一段階として、依頼者との詳細な面談を通じて、夫の行動パターンの変化や気になる出来事を時系列で整理していきました。このプロセスで、感情的な推測と客観的な事実を区別し、状況を冷静に分析できる土台を作りました。 第二段階では、確認された事実に基づいて、夫の行動の背景にある真の理由を探る方針を立てました。この際、重要視したのは以下の観点です: 仕事環境の変化や職場でのストレス要因の有無 夫婦間のコミュニケーションの現状 帰宅時間が遅くなる際の具体的な行動パターン 休日の過ごし方の変化 調査を進めるにあたっては、決して夫婦関係を損なうことのないよう、慎重かつ細やかな配慮を心がけました。依頼者との定期的な面談を通じて状況を共有し、必要に応じて方針の微調整を行いながら、最終的な問題解決に向けて取り組むこととしました。

調査内容(名古屋市西区周辺)

調査は7日間にわたって行われました。以下、日を追って調査内容を詳しく解説します。

1-2日目

初動調査として、夫の勤務先である西区の会社周辺での基礎調査を実施。夫の退社時間は概ね19時前後で、その後は最寄り駅近くの図書館に向かう様子が確認されました。図書館では、仕事用の資料を広げ、約1時間程度滞在する行動が観察されました。2日目も同様のパターンで、図書館での滞在を確認。この時点では、特に不審な人物との接触は見られませんでした。

3-4日目

夫の行動範囲が若干変化し、図書館での滞在後、徒歩10分程度の場所にある市民公園に立ち寄る様子が確認されました。公園のベンチで15分ほど過ごした後、帰宅経路に向かいました。4日目は雨天のため図書館での滞在時間が通常より長めでしたが、やはり特に不審な動きは見られませんでした。この期間、携帯電話の使用頻度も低く、主に仕事関連の資料を見ている様子でした。

5-7日目

週末を含むこの期間は、夫の行動パターンにさらなる変化が見られました。土曜日は午前中から出社し、午後には会社近くのカフェで仕事をする姿が確認されました。日曜日は終日自宅で過ごし、外出は近所のコンビニエンスストアへの買い物程度でした。平日は前週同様、図書館と公園を経由するパターンが継続。この間、不審な人物との接触や、問題となるような行動は一切確認されませんでした。

調査結果

7日間の調査の結果、以下の事実が明らかになりました。

調査結果から、夫の行動は仕事と一人の時間を過ごすことが主な目的であり、浮気等の不適切な関係を疑わせる証拠は発見されませんでした。むしろ、仕事のストレス解消や心の整理のために、帰宅前の時間を活用している様子が伺えました。

考えられる今後の展開

当面の展開としては、夫が一人の時間を必要としている背景にある職場でのストレスや悩みについて、徐々に夫婦間で対話できる環境を整えていくことが望ましいと考えられます。夫は現在、仕事の緊張から解放される時間として図書館や公園での時間を選んでいますが、この状況が続くことで夫婦間の心理的な距離が広がる可能性があります。

中期的な展開として、夫婦でのコミュニケーションが円滑になった段階で、休日の過ごし方や帰宅後の時間の使い方について、新しいルーティンを作っていくことが考えられます。たとえば、週末の午後を二人で過ごす時間として確保するなど、具体的な取り組みが効果的でしょう。

その後の展開/アフターサポート

アフターサポートとして、以下の取り組みを実施いたしました:

まず、月1回程度の定期的なカウンセリングを提案し、夫婦での参加を促しました。カウンセリングでは、日々の小さな出来事や感情を共有する方法について、具体的なアドバイスを提供しています。

また、夫婦で過ごす時間を大切にするため、週末の予定を前もって確認し合う習慣を提案。図書館で過ごしていた時間を、場合によっては二人での散歩や、近所のカフェでの談笑に変えていくなど、新しい形での時間の使い方を見出していきました。

依頼者様の声

最初は夫の行動が気になって、毎日不安で眠れない日々が続いていました。夫のスーツから見慣れない香水の香りがした時は、最悪の事態を想像してしまい、どうしようもない気持ちになりました。でも、思い切って相談してみて本当に良かったです。

調査の結果を聞いた時は、申し訳ない気持ちと安堵感で涙が止まりませんでした。夫が実は仕事でかなり追い詰められていたことを知り、もっと早く気づいてあげられれば良かったのにと後悔もしました。

カウンセリングを通じて、夫婦でゆっくり話をする時間を持てるようになり、今では休日も一緒に過ごすようになりました。先日は夫と二人で、昔よく行っていたカフェに行ってきました。久しぶりに見た夫の笑顔を見て、関係が修復できて本当に良かったと思いました。

調査だけでなく、その後のカウンセリングまでしっかりとサポートしていただき、本当に感謝しています。今では夫も『一人で抱え込まないで良かった』と言ってくれます。これからも何かあったら、夫婦で話し合っていける関係を大切にしていきたいと思います。

調査担当者のコメント

 

「今回のケースを担当させていただき、改めて早期相談の重要性を実感いたしました。依頼者様が最初にご相談くださった時は、心身ともにかなり疲弊されている様子でしたが、一つ一つの不安に丁寧に向き合うことで、状況が好転していく過程を間近で見守ることができました。

調査を進める中で特に印象的だったのは、夫様の図書館での姿でした。仕事の資料と向き合う真摯な様子からは、責任ある立場での重圧と、それでも家族のために頑張ろうとされている意志が感じられました。

この事案では、単なる事実確認に留まらず、その後の夫婦関係の修復まで携わらせていただきました。カウンセリングを通じて、少しずつですが確実に信頼関係を取り戻していかれる様子に、私たち担当者も深い感動を覚えました。

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