名古屋市内の結婚相談所を通じて奥様と結婚。当初は週に3回ほど会う約束でしたが、徐々に会う頻度が減少し、現在は週1回程度しか会えない状況とのこと。また、性的関係を一切持とうとせず、その理由について「体調が悪い」「疲れている」などと説明されるとのことでした。
妻の就労状況については、名古屋市熱田区内の工場で働いているとの説明を受けているものの、具体的な会社名や場所については明確な回答がないとのこと。また、休日は「友人と会う」という理由で終日外出することが多く、詳しい内容は説明してくれないそうです。
田中様は、妻との関係改善を試みようと何度も話し合いを持ちかけましたが、いつも「仕事が忙しい」という理由で断られ続けているとのことでした。また、結婚後も同居を拒み続け、熱田区内の単身用アパートで生活している点にも不信感を抱いているとの説明がありました。
外国籍の妻の婚姻関係の真意を明らかにしたい
・妻が働いているという熱田区の工場での勤務実態がわかる証拠 ・会わない日はの行動実態
7日間
60万円
アパートからの尾行と張込
終始落ち着いた様子を見せておられましたが、時折見せる表情からは深い苦悩が感じられました。特に「自分は本当に夫として認められているのだろうか」という言葉を何度も口にされ、自己否定的な感情を抱えておられることが窺えました。
結婚相談所で初めて対面した時の様子を語る際には、明るい表情を見せられましたが、その後の生活における違和感や孤独感について話す時は、声のトーンが著しく下がり、深い失望感が感じられました。在留資格に関わる問題であることから、入国管理局への通報の是非について悩んでおられました。また、結婚相談所の責任を追及すべきかどうかについても、判断がつかないとのことでした。真実が判明した後の法的対応について、明確な方向性を見出せないことへの不安を強く感じておられました。
本調査は、結婚相談所を介して婚姻関係を結んだ外国籍の妻の真意を明らかにすることを目的とする。依頼者は、結婚後の妻の不自然な言動や、異常な程の接触忌避から、この婚姻が在留資格取得目的である可能性を懸念している。そのため、妻の実態解明と婚姻の真意確認を本調査の中心に据えることとする。
真の就労実態の解明を第一の目的とする。妻の申告では熱田区内の工場での勤務となっているが、具体的な企業名や場所が明かされていない。また、勤務時間が不規則かつ不透明であることから、申告内容の真偽を確認する必要がある。
また、週に一度の接触という異常な夫婦関係の背景にある真の理由を明らかにする。性的関係を一切持とうとしない点について、単なる個人的な理由なのか、あるいは他に要因があるのかを究明する。
さらに、休日に「友人と会う」として終日外出する行動の実態についても調査を要する。在留資格取得を目的とした組織的な偽装結婚の可能性も視野に入れ、交友関係の実態把握も重要な調査項目となる。
調査は7日間にわたって行われました。以下、日を追って調査内容を詳しく解説します。
初日の調査では、対象者の自宅アパートである熱田区南郊町のグリーンハイツ303号室からの出発を確認。午前10時頃に自宅を出発した対象者は、地下鉄を利用して名古屋駅に移動。その後、錦三丁目方面に向かい、「プラチナクイーン(仮称)」と称する店舗に入店。同日の退店時刻は午前0時過ぎであった。翌日も同様のパターンで行動し、名古屋市中区錦三丁目の同店舗での勤務が確認された。なお、対象者は店舗制服と思われる衣服に着替えて勤務していた。
3日目は休日であったが、対象者は正午前に自宅を出発。今度は名古屋駅では下車せず、栄駅で下車。大規模商業施設内のベトナム料理店で、同じ店舗で働いていると思われる女性3名と合流。約2時間の会食後、一行は栄の風俗店「エンジェルハート(仮称)」に移動。この日は午前2時まで滞在を確認。4日目は再び「プラチナクイーン(仮称)」での勤務を確認。この日は午前11時に出勤し、午前1時まで店舗内での勤務が継続された
7日間の調査の結果、以下の事実が明らかになりました。
調査期間中、対象者が申告していた熱田区内の工場への出勤は一度も確認されなかった。また、夫である依頼者との接触も一切なく、携帯電話による会話も限定的であった。対象者は複数の風俗店で勤務している実態が明らかとなり、結婚の真意についても疑わしい状況が浮き彫りとなった。
調査結果を受けて、田中様は当事務所の提携弁護士による法律相談を実施。証拠資料の検討により、婚姻取消しと在留資格に関わる法的措置の検討を開始することとなった。入国管理局への情報提供についても、弁護士を通じて手続きを進めることが決定した。
弁護士からの警告書送付により、対象者は事実関係を認める姿勢を示した。結婚相談所に対しても、審査体制の不備を指摘する申し入れを実施。相談所側も道義的責任を認め、既払い費用の返還に応じる意向を示している。
依頼者の精神的負担を考慮し、当事務所提携のカウンセラーによるケアを開始。月2回のカウンセリングを通じて、徐々に精神的な安定を取り戻しつつある。また、同様の被害に遭った方々との情報交換の場を提供し、経験の共有による心理的サポートも実施している。
今後も依頼者の新生活に向けた支援を継続し、必要に応じた柔軟なサポート体制を維持していく所存である。
私は結婚相談所を通じて、理想的な結婚ができると信じていました。しかし、結婚後すぐに違和感を覚え、徐々に不安が大きくなっていきました。妻との関係を改善しようと何度も話し合いを試みましたが、いつも仕事を理由に避けられ続けました。
このまま真実を知らないまま、ただ時間が過ぎていくことへの焦りと不安から、思い切って三河探偵事務所に相談することを決意しました。最初の面談で、担当の方が私の話を真摯に聞いてくださり、具体的な調査方法を提案してくださったことで、少し希望が持てました。
調査結果を聞いた時は大きなショックを受けましたが、その後の親身な対応により、前を向いて歩き出す勇気をもらいました。提携弁護士の先生を紹介していただき、法的な対応もスムーズに進められました。カウンセリングでは、自分を責めすぎていた気持ちに気づくことができ、新しい人生を考えられるようになりました。
今では、この経験を人生の糧として受け止められるようになってきました。同じような境遇の方々との交流も、大きな支えとなっています。このような事態は二度と経験したくありませんが、結婚に対する慎重さを学べたことは、今後の人生にとって貴重な経験になったと感じています。
本件は、在留資格取得を目的とした偽装結婚の可能性が強く疑われる事案でした。依頼者様は、終始冷静な態度を保たれていましたが、時折見せる表情からは、深い悲しみと困惑が感じられました。
調査にあたっては、対象者が外国籍であることに十分な配慮を払いながら、事実関係の解明に努めました。特に風俗店での就労実態の確認については、確実な証拠収集と共に、周辺への影響も考慮した慎重な調査を心がけました。
印象的だったのは、真実を知った後も、相手を一方的に責めることなく、この経験を今後の人生にどう活かすかを考えようとされていた姿勢です。私たちとしても、単なる事実確認に留まらず、その後の人生再建までを見据えたサポートの重要性を、改めて認識させられた案件でした。
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