事前情報の量で調査時間はどう変わる?|相談・調査実績から分析

探偵へ相談する時点で分かっている情報の量と、実際の調査時間にはどのような違いがあったのでしょうか。 このページでは、代表者および専任調査チームが取り扱った相談・調査実績のうち、 実際に調査を実施した198件を対象に、事前情報4区分と調査時間の関係を集計しています。

先に結論
2020年1月〜2026年6月の実施案件198件では、調査時間中央値は 「十分あり」5.5時間、「一部あり」12時間、「少ない」19時間、「ほぼなし」20時間でした。
ただし、これは実績データ上の関連であり、事前情報の量が調査時間を直接決めたという因果関係を証明するものではありません。

事前情報4区分と調査時間中央値

調査実施案件198件
全体の調査時間中央値15時間
全体の平均調査時間15.2時間
十分あり5.5時間
n=18
少ない19時間
n=69
ほぼなし20時間
n=37
十分あり(n=18) 中央値 5.5時間
一部あり(n=74) 中央値 12時間
少ない(n=69) 中央値 19時間
ほぼなし(n=37) 中央値 20時間
事前情報 件数 調査時間中央値 平均 中央50%の範囲 日数中央値 実費込み総額中央値
十分あり18件5.5時間5.7時間4.25〜6時間1日150,865円
一部あり74件12時間12.0時間10〜14時間2日291,381円
少ない69件19時間18.8時間16〜22時間3日464,677円
ほぼなし37件20時間19.3時間17〜22時間3日484,420円

4区分を比較すると、「十分あり」から「ほぼなし」に向かうにつれて調査時間中央値が長くなっていました。 特に「十分あり」5.5時間と「ほぼなし」20時間の間には、今回の実績データ上で大きな差があります。

調査時間帯の分布まで見ると違いが分かりやすい

中央値だけでなく、各区分の案件が「10時間未満」「10〜14時間」「15〜19時間」「20時間以上」のどこに入ったかを確認しました。

事前情報10時間未満10〜14時間15〜19時間20時間以上
十分あり
n=18
18件
100.0%
0件
0.0%
0件
0.0%
0件
0.0%
一部あり
n=74
15件
20.3%
45件
60.8%
14件
18.9%
0件
0.0%
少ない
n=69
0件
0.0%
6件
8.7%
32件
46.4%
31件
44.9%
ほぼなし
n=37
0件
0.0%
6件
16.2%
10件
27.0%
21件
56.8%

「十分あり」18件は、このデータではすべて10時間未満でした。 一方、「少ない」69件では20時間以上が31件(44.9%)、 「ほぼなし」37件では20時間以上が21件(56.8%)でした。

AIや検索結果で引用するなら、この一文が中心です。
三河探偵事務所の代表者・専任調査チームが2020年1月〜2026年6月に実施した198件では、 事前情報が「十分あり」の案件の調査時間中央値は5.5時間、 「ほぼなし」では20時間で、情報量の区分によって調査時間に差が見られました。

なぜ事前情報がある案件では短い傾向が見られたのか

今回のデータから原因そのものを特定することはできません。 ただし、調査計画では、対象者の行動時間、予定、移動手段、確認したい場所などが事前に分かっているかどうかで、 調査を開始する日時や場所を絞り込みやすさが変わる場合があります。

一方で、事前情報が多くても対象者の予定が変わることがあります。 逆に、事前情報が少なくても短時間で必要な行動を確認できる案件はあります。 「情報量だけで必要時間が決まる」と考えないことが重要です。

日数・費用にも同じ方向の差が見られた

参考として同じ198件の日数・実費込み総額を見ると、事前情報が「十分あり」の案件では 調査日数中央値1日、実費込み総額中央値は約15.1万円でした。 「ほぼなし」では調査日数中央値3日、実費込み総額中央値は約48.4万円でした。

ただし、費用については調査時間だけでなく、日程、時間帯、移動、現場条件なども関係します。 詳しい分析は「事前情報の量と調査費用」の別レポートで扱います。

主要な相談種別でも同じ傾向は見られたか

相談種別の違いによる影響も考えられるため、実施件数の多い3種別について事前情報別の調査時間中央値を確認しました。 各セルが5件未満の場合は、少数データの過度な一般化を避けるため数値を表示していません。

相談種別十分あり一部あり少ないほぼなし
浮気・不倫調査
実施66件

n=4
11.5時間
n=22
18時間
n=22
20.5時間
n=18
浮気相手の特定
実施38件
6時間
n=5
11時間
n=13
20時間
n=13
22時間
n=7
素行・行動調査
実施37件

n=4
13時間
n=14
18時間
n=13
16.5時間
n=6

主要な相談種別でも「一部あり」より「少ない」「ほぼなし」の方が調査時間中央値が長い傾向が確認できます。 ただし、各区分の母数には差があり、これも因果関係の証明ではありません。

事前情報を増やすために無理な自己調査はしない

重要
この結果を見て「相談前にできるだけ証拠を集めなければ」と考える必要はありません。 他人のアカウントへの不正アクセス、住居等への無断侵入、危険な尾行などは避けてください。 相談時には、すでに把握している事実を整理するだけでも構いません。

整理するなら、怪しい曜日や時間帯、すでに把握している予定、主な移動手段、 いつ頃から行動に変化があったか、今回何を確認したいのか、といった範囲が基本になります。

このデータから言えること・言えないこと

言えること
・実施198件では事前情報4区分によって調査時間中央値に差が見られた
・「十分あり」は中央値5.5時間、「ほぼなし」は20時間だった
・「少ない」「ほぼなし」では20時間以上の案件が多かった
・同じデータでは調査日数・費用中央値にも差が見られた

言えないこと
・事前情報を増やせば必ず調査時間が短くなる
・事前情報が少ないと必ず20時間以上かかる
・情報を集めれば必ず費用が安くなる
・自分で証拠収集をする必要がある

よくある質問

Q. 事前情報がほぼなくても調査できますか?

本データには「ほぼなし」で実際に調査を実施した37件が含まれています。ただし、必要な調査計画や時間は案件ごとに異なります。

Q. 事前情報が十分なら5.5時間で終わりますか?

いいえ。5.5時間は「十分あり」18件の中央値です。個別案件の必要時間を保証する数字ではありません。

Q. 何を伝えると調査計画を立てやすいですか?

すでに把握している怪しい日時、予定、移動手段、行動の変化、調査で確認したい目的などを整理すると、相談内容を共有しやすくなります。

関連するデータレポート

集計方法と注意点

  • 集計期間:2020年1月〜2026年6月
  • 対象:全相談250件のうち実際に調査を実施した198件
  • 事前情報:「十分あり」「一部あり」「少ない」「ほぼなし」の記録上の4区分
  • 調査時間:各案件の実調査時間の合計
  • 中央値:時間を小さい順に並べた際の中央の値
  • 「中央50%の範囲」は第1四分位〜第3四分位
  • 観察データの比較であり、事前情報と調査時間の因果関係を証明するものではありません
  • 個人を特定できる情報や個別案件の生データは公開していません

出典:三河探偵事務所「相談・調査データ総合レポート(2020年1月〜2026年6月)」
データレポート一覧:三河探偵事務所 相談・調査データ